東京わんにゃん保護っ子日記 都会の真中の小さなシェルターで暮らす家族になりたいシッポたち

キミに生きてて欲しかった (月, 22 7月 2019)
いつもこの時期には、 「どうか誰も轢かれたり事故に遭って亡くなっている子がいませんように。」 と祈りながら、車を運転しています。 けれども今日、保護犬たちを連れて行ったドッグランの帰り。 水元公園近くの6号線の信号待ちで、交通事故に遭った子猫を見つけてしまいました。 大急ぎで路肩に車を寄せ、抱き上げました。 小さな軽い身体。 まだ、2〜3ヶ月の仔猫でしょう。 まだ、身体も暖かく柔らかく、万に一つの可能性に掛けて救急病院に連れて来ましたが、残念ながら既に亡くなっていました。 ウチのシェルターには今、お預かりしている仔猫がいます。この子より少し小さい子たちですが、この子と同じ白っぽい柄。 亡くなった子猫の姿と重なり、何とも言えない週末の夜になりました。 あの子たちと、今、亡くなった子。 何が命の明暗を分けるのか。 最近、都心でも公園など緑の多い地域では、捨て猫が増えているそうです。 既に猫ブームの反動が始まっているのだと思います。 捨てる人が言う言葉に 「ここなら生き延びられると思って」 というのがありますが、緑の多い場所なら、果たして本当に幸せに生きられるのでしょうか。 私はそうは思いません。 捨てられた子たちがお外で生きて行くには、ご飯にありつくだけでなく、自分の命を繋ぎ続けるための全てに必死にならなければならなくなる。 自然の中なら他の動物に食べられたり、都心ならこの子のように交通事故で命を落とす。 具合が悪くなっても、誰にも助けても貰えない。 お外の子たちとお家の子たち。 1番の違いは、守ってくれる人がいるか、いないかです。 そして、犬や猫のように、人と生きるように進化して来た子たちにとって、人間の庇護なく生きることがどれほど過酷であることか。 だから。 犬や猫を捨てる方々には知ってて欲しい。 「森に放そうが、公園に放そうが、 人に見捨てられた子たちはどうあがいても幸せになんてなれない。辛い辛い一生を送ることになること」 これだけは、知っていて欲しい。 運良く生き延びても、その子供たち、そのまた子どもたちも。 人に捨てられた後、その子の末裔まで、ずっとずっと 危険な都会で、或いは厳しい自然の中で 生きていかなければならなくなる。 あなたが動物を捨てるという事は その悲しい命の連鎖をあなたの手で始めることになる。 その事を知っていて欲しいと思います。 暗い路上で、目を開いたまま横たわっていた仔猫。 何処にも外傷はなくて、 多分、ほんの少し前までは、普通に生きていた子。 ほんの30分くらい前までは、 お腹空いたな、とか、眠いな、ママが恋しいな、 とか、色んな事を感じていた命。 この子だって、お家の子として生まれていたら、車の沢山走る道路を渡る必要もなく、いつも快適な室内で、ヌクヌクと飼い主さんに可愛いがられて幸せに長生き出来たかも知れない。 そう考えると苦しい。 轢かれ続けてボロボロにされるのだけでも、 避けてあげられ良かったけと、 本当は キミに生きていて欲しかったな。 合掌。
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卒業した仔犬たちの同窓会でした (Tue, 26 Feb 2019)
一昨日の日曜日は昨年東京わんにゃんシェルターから譲渡したエバちゃん(栃木からレスキューした野良、野犬、家犬がミックスで作っていた群れのお母さん)の仔犬たちの同窓会でした。 1年の仔犬たち。 新しい家族を待っていた頃。 そして今。 それぞれが愛すべき家族と共に 元気に育った仔犬たちの姿。 匂いを嗅ぎあい、 思い出したように 可愛いがってくれたスタッフに突進して甘えて、 興奮してじゃれ合い走り回る子達の姿。 みんなでゾロゾロ移動。 再会したパパの武蔵と並んで。 里親さんたちは、我が子と兄弟たちを沢山カメラに収めておられました いきいきしていて、仔犬の頃にもどったような犬たち。 それを見て目を細める里親さんたち。 皆さん、少しでも我が子を理解しようと、 お互いに躾の方法を共有したり、 みんな一生懸命に尻尾のある家族の事を考えて下さっておられて... それを見ていたら私も嬉しくて、 何だか感激してしまいました。 助かって良かったな。 生まれて来てくれてありがとう❗️ そして... この子達を幸せにして下さっている里親の皆さん、 本当に本当にありがとうございます‼️ 改めて全ての里親さんに感謝申し上げます。
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高齢者とペットの問題 ひとつの未来像 (Sun, 27 Jan 2019)
SONYが新しいアイボを発表したのだそうです。 社会の高齢化が進む中、ご自身の介護が必要になったり、ペットを残してお亡くなりになった結果の遺族による飼育放棄が増加傾向にあります。 昨年もお一人暮らしの高齢者の方の保護犬へのご応募がありました。 東京わんにゃんシェルター&アダプションでは、年齢だけでお断りする事はあまりないので、お会いして面談をしました。 けれども、その方はおひとりでは歩く事が難しく、毎日のお散歩が不可能である事、ご家族のお住まいはかなり遠いために、日々のサポートも得られず、けれどご希望されていた子はまだ若く引きの強い子であった事など、総合的に判断した結果、お断り致しました。 その時、私の中では 本当は飼わせてあげたい気持ちと、 お渡しした後、逃走事故や転倒事故の可能性の高さなど、現実には動物と人間双方の安全のために必要な決断である、という自分の心の声と、 両方から心が綱引き状態で、現代の問題の大きさを再確認しました。 そんな中で、これはあくまで私の個人的な意見だけれど、今後は寂しさを紛らわしたい場合のお一人暮らしの方のペット飼育は、基本がこんな形で遠隔で家族に見守られながら、命に責任を持つ必要のないペットライフを楽しんでもらうのも良いのではないとな、と感じます。 本物の命の温もりに触れたい時には、 同じ地区内にある保護団体のシェルターに遊びに行くとか、 保護カフェなどを利用する、 そして保護団体やその他の企業に動物事業として行われている訪問型アニマルセラピーを利用する、 更に動物保護団体はニーズに応える形で、 ご自身がオーナーとしてのペット飼育は難しい状態の地域のシニア層が、無料で動物たちと触れ合える場所や機会を増やしていく、 そこに行政やケアマネさん、高齢者支援のNPOなども連携して、高齢者も動物たちもコミュニティの中に居場所があり続ける仕組みが作れたら、良いのではないかな、と。 最近の高齢者のお一人暮らしからの施設に入るための飼育放棄や、万が一の時のご遺族による飼育放棄の増加。 この対策に 一つの正解はないのだと思うのです。 だからこそ、沢山の選択肢を考えていきたいとますます感じます。 見守り機能付きのアイボっていうアイデアは良いなぁ。 http://news.line.me/issue/oa-jiji/2f07db9db3db?utm_source=Facebook&utm_medium=share&utm_campaign=none
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